「働けど、働けど、我が暮らし楽にならず、じっと手を見る。」と言ったのは、石川啄木ですね。
現在も、働いても、働いてもその日の生活もままならない人たちが急増しています。
ワーキングプアとは、働いても働いても生活保護世帯よりも所得水準が低い貧困層のことを言います。そして、今は、日本中に400万世帯もあるということを、7月23日(日)のNHKのクローズアップ現代でやってました。
益々富む者と貧困の泥沼に陥ってしまう困窮者との格差がより大きくなっているのが現在の状況です。
ある仕立て屋のご主人は、今年の収入がこれまで2万円にも満たないというあり様。バブルの頃は、職人も雇って背広を仕立てるなどの盛況ぶりだったのが、バブル崩壊後は、商店街も徐々にシャッター通り化して行き、仕立てにくる客もいなくなり、洋服の寸法直しなどで何とか凌いできたという。
本来ならば、寝たきりの妻も抱えており、本来ならば生活保護を受けられるような立場だけれども、その寝たきりの妻が亡くなった時の葬儀代として100万円の貯金がとってあるがために、生活保護が受けられない。
何か国からの特例措置があればというコメントがありました。
地方に限らず、都会でも30歳を超えると定職につくことが難しくなりますし、日本企業の雇用形態も正社員として雇う形から派遣社員で賄うというような形が多くなって、低所得者の割合を増やす要因が増えています。
国民が元気になって初めて国も活力に溢れると私は思います。
ブランド品を買おうとか、贅沢をしようとかという話ではありません。「足ることを知る。」という立場ではあります。
しかしながら、ワーキングプア状態の人々を生み続けている今の国のやり方は、ぜひ改革してもらいたい。
国の借金は地方も含めれば、1,200兆円も抱えており、年々増え続けている中で、年金も受給量が減らされ、将来はもらえないかもしれないという不安があります。
消費税は、5%から10%へ引き上げらることは近い将来、確実にやってくるでしょう。
住民税の引き上げも国民に負担増を強いていますし、高齢者世帯には、医療費や介護保険料の負担増が、さらに追い打ちをかけています。
今は大企業を中心に好景気と言われていますが、株価は下がり続けています。
目先の好景気などに惑わされず、20年先、30年先を見据えた論議を真剣にやらないと、日本の行く末はとんでもないことになると思います。
私たち日本人は本当に我慢強いというか、忍耐する国民だなあと思います。
しかしながら、憲法25条が保障する「人間らしく生きる最低限の権利」がすでに守られてないワーキングプア状態の人々を生み続けている現日本政府は、現状を早く認識し、国内の雇用形態の改革、税制の改革並びに特例措置、無駄をなくすための行財政改革、諸外国に不当に流出している国民の財産を取り戻すことなど、関係各方面との膝を付き合わせた対話をしっかりしてもらいたい。
そして、私たち国民にきちんとわかりやすく説明してもらいたい。
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